学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO58A014
理由で解く 作業療法士
器質的異常を欠く身体症状(身体症状症)への対応の基本は、訴えを否定も肯定もせず受容的に傾聴すること。開始当初は治療関係の構築が優先で、症状の否定・安易な約束・性急な心理的追及は避ける。
身体的検査で異常がないにもかかわらず身体症状を訴え、心理的ストレス(新プロジェクト担当)を背景に食思低下・不眠を伴う経過は身体症状症(身体表現性障害)を示唆する。患者は症状を心因と結びつけられておらず身体疾患として扱ってほしいと感じている。作業療法開始当初のこの段階では、まず訴えを傾聴し受容することで治療関係の土台を築くことが最も適切である。訴えを頭ごなしに否定したり、逆に医療的対応を約束したり、症状消失を保証することは信頼関係や治療構造を損なう。心理的背景への直面化は関係ができてから段階的に行うべきで、初回から性急に追及するのは侵襲的で不適切である。
| 対応 | 適否 |
|---|---|
| 訴えを受容的に傾聴 | 適切(信頼関係) |
| 症状を心因と決めつけ説明 | 不適(直面化) |
| 症状消失を保証 | 不適(過剰な保証) |
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