学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO58A013
理由で解く 作業療法士
静止時振戦・固縮・すくみ足・仮面様顔貌はParkinson病を示唆。Parkinson病は高頻度にうつを合併し、意欲低下・OT不参加の背景としてまず評価すべきはうつ病。
一側優位の静止時振戦、固縮(体の固さ)、すくみ足(歩行障害)、表情の乏しさ(仮面様顔貌)は、Parkinson病の典型的な運動症状である。Parkinson病では非運動症状としてうつが約40%と高頻度に合併し、ドパミン・セロトニン系の障害に加え疾患への心理的反応も関与する。本例は作業療法に参加せず無為に過ごすという意欲・活動性の低下がみられ、これはうつによるアパシー・抑うつ症状の可能性が高い。治療方針を左右する精神医学的合併症として、まず評価すべきはうつ病である。うつを見逃すと不参加を単なる非協力と誤認し、適切な介入機会を失う。
| 領域 | 代表例 |
|---|---|
| 精神 | うつ・アパシー・不安 |
| 認知 | 遂行機能低下・認知症 |
| 自律神経 | 便秘・起立性低血圧 |
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