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理由で解く 作業療法士

脊髄小脳変性症の頭部MRIでは、小脳の脳溝(小脳葉間の裂)が広がる小脳萎縮がみられる。5枚のうちこの所見を示すのは4である。
脊髄小脳変性症は小脳(病型によっては脳幹や脊髄も)が変性・萎縮する疾患群で、手の震えや歩行時のふらつきといった小脳性運動失調を主症状とする。頭部MRIの軸位像では、小脳半球と虫部の裂(脳溝)が開大して小脳葉が細く目立ち、第四脳室や小脳周囲のくも膜下腔が相対的に広く見えるのが典型である。4はまさに小脳の裂が開大し小脳葉が線状に細く描出されており、小脳萎縮として矛盾がない。1と2は同じ橋・小脳レベルの像だが小脳の脳溝は狭いままで、萎縮も明らかな異常信号もない。3は小脳虫部から右小脳半球にかけて境界のやや不明瞭な高信号を示す腫瘤様病変で、変性による萎縮とは異なる。5は右小脳半球に境界明瞭な強い高信号があり、出血や梗塞などの局所病変を示唆する。3と5のような局所病変は経過も画像も本症の萎縮とは別物である。したがって正しいのは4。
| 疾患 | MRIの特徴 |
|---|---|
| 皮質性小脳萎縮症 | 小脳(虫部優位)の萎縮 |
| オリーブ橋小脳萎縮症(MSA-C) | 橋・中小脳脚・小脳の萎縮、hot cross bun sign |
| 正常 | 小脳萎縮なし |
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