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理由で解く 作業療法士

QO57P028 作業療法治療学

出典:第57回作業療法士国家試験(2022)午後 問28
問題
関節リウマチについて正しいのはどれか。
選択肢
1 渦流浴は禁忌である。
2 家事の実施は午前中が良い。
3 疼痛の特徴として圧痛がある。
4 疼痛に対して装具は使用しない。
5 非ステロイド性抗炎症薬で疼痛は軽減しない。
解答
正解3(疼痛の特徴として圧痛がある。)
解説

関節リウマチの関節痛は自発痛だけでなく圧痛を特徴とする。温熱(渦流浴)や装具、NSAIDsは疼痛緩和に用いられ、朝のこわばりのため家事は午後が適する。

関節リウマチ(RA)は滑膜炎を主体とする自己免疫疾患で、関節の腫脹・熱感とともに圧痛・自発痛が特徴的である。臨床所見として関節を押した際の圧痛が重要で、疾患活動性の評価(DAS28など)でも圧痛関節数が用いられる。渦流浴などの温熱療法は炎症の急性増悪期を除けば疼痛緩和・こわばり軽減の目的で用いられ禁忌ではない。装具(安静用スプリント・機能的スプリント)は関節保護・疼痛軽減・変形予防に有用で使用される。NSAIDsは炎症・疼痛を軽減する基本的な対症薬である。また朝のこわばりがあるため、こわばりが軽減する午後に家事などの活動を行うのが望ましく、朝や午前は避ける。関節保護の原則(大きな関節を使う、負担を分散する、こわばり時の無理を避ける)を指導する。

✗ 1. 誤り
渦流浴は禁忌である。
渦流浴は急性増悪期を除き疼痛・こわばり軽減に用い、禁忌ではない
✗ 2. 誤り
家事の実施は午前中が良い。
朝のこわばりがあるため家事はこわばりの取れる午後が良い
✓ 3. 正しい
疼痛の特徴として圧痛がある。
圧痛はRAの疼痛の特徴で、疾患活動性評価にも用いられる
✗ 4. 誤り
疼痛に対して装具は使用しない。
安静用・機能的スプリントなどの装具を疼痛軽減・変形予防に使用する
✗ 5. 誤り
非ステロイド性抗炎症薬で疼痛は軽減しない。
NSAIDsは炎症・疼痛を軽減する基本的な対症薬である
ポイント
  • RAの疼痛は圧痛・自発痛が特徴(圧痛関節数で活動性評価)
  • 温熱・渦流浴は急性増悪期以外で使用可
  • 装具(スプリント)で関節保護・疼痛軽減
  • 朝のこわばりのため活動は午後が適する
比較表
関節リウマチのマネジメント
項目適否・要点
渦流浴・温熱急性増悪期以外は使用可
装具・スプリント使用(関節保護・疼痛軽減)
NSAIDs疼痛・炎症を軽減
家事の時間帯こわばりの取れる午後が適する
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