学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QO57P004
理由で解く 作業療法士
手を腰の後ろに回す・肘を伸ばしたまま前方挙上できるのはBrunnstrom stage IVの特徴。共同運動から一部逸脱した分離運動が出現した段階を示す。
Brunnstrom回復ステージは片麻痺の運動回復を6段階で表す。stage IIで連合反応・共同運動の要素が出現し痙縮が現れ始め、stage IIIで共同運動が随意的に行え痙縮が最強となる。stage IVでは共同運動から一部逸脱した分離運動が出現し、その代表的な指標が『手を腰の後ろに回す(肩伸展・内旋+肘屈曲の分離)』『肘を伸展位に保ったまま上肢を前方水平位まで挙上する』の2動作である。本症例はこの2動作が可能なので、基本的共同運動から逸脱した運動が出現した段階=stage IVと判断でき、選択肢4が適切である。stage Vではさらに肩90度外転位での前腕回内外など進んだ分離運動が可能となる。
| ステージ | 特徴 |
|---|---|
| II | 共同運動要素・連合反応出現、痙縮出現期 |
| III | 共同運動が随意的、痙縮が最強 |
| IV | 共同運動から逸脱(手を腰へ、肘伸展位で前方挙上) |
| V | 共同運動から独立した分離運動が進む |
| VI | 分離運動が自由、ほぼ正常 |
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