学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QO57P005
理由で解く 作業療法士

横隔膜の平低化・肺野の透過性亢進・肋骨の水平化・肋間腔の開大は肺の過膨張(COPD)の所見である。
本図はPA胸部単純エックス線写真である。両肺野は透過性が亢進して全体に黒く写り、横隔膜のドームは低位で平低化し、肋骨は水平方向に走行して肋間腔が開大している。心陰影は細く縦長(滴状心)である。これらはいずれも肺が過度に膨らんだ「過膨張」の所見で、慢性閉塞性肺疾患(COPD/肺気腫)に典型的である。したがって正答は3の肺の過膨張。心陰影の拡大(心拡大)、肋横角鈍化を伴う胸水貯留、淡い濃度上昇のすりガラス陰影、肋間腔の狭小化はいずれも認めない。
| 所見 | 特徴・疾患 |
|---|---|
| 肺の過膨張 | 横隔膜平低化・滴状心/COPD |
| 心拡大 | 心胸郭比50%超/心不全など |
| 胸水貯留 | 肋骨横隔膜角鈍化・液面 |
| すりガラス陰影 | びまん性淡陰影/間質性肺炎 |
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