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理由で解く 作業療法士

QO57A028 作業療法評価学

出典:第57回作業療法士国家試験(2022)午前 問28
問題
上肢の形態計測と方法の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 上腕周径 ― 上腕の最大周囲の長さ
2 上肢長 ― 肩峰から中指先端までの長さ
3 前腕長 ― 肘関節中央部から手関節中央部までの長さ
4 手長 ― 三角骨と大菱形骨を結ぶ線の中点から中指先端までの長さ
5 手厚 ― 第1中手指節関節部での手背面から手掌面までの直線距離
解答
正解1(上腕周径 ― 上腕の最大周囲の長さ) または 2(上肢長 ― 肩峰から中指先端までの長さ) 〈複数正答:いずれも正解〉
解説

※本問は複数正答(厚生労働省が複数の選択肢を正解と認定)。選択肢 1/2 のいずれを選んでも正解。

上腕周径は上腕最大周囲、上肢長は肩峰〜中指先端で計測する。前腕長・手長・手厚は基準点が異なり誤り。

上肢の形態計測(周径・長径)は、決められた骨指標(ランドマーク)を基準に行う。上腕周径は上腕の最も太い部位(最大周囲)を測定するのが正しい。上肢長は肩峰(外側端)から橈骨茎状突起または中指先端までを測るが、本問では肩峰から中指先端までとして正しい組合せに含まれる。前腕長は肘頭(または上腕骨外側上顆)から尺骨茎状突起までを測るのが標準で、『肘関節中央部から手関節中央部』は基準点が不正確。手長は手関節部(橈骨・尺骨茎状突起を結ぶ線の中点付近)から中指先端までで、『三角骨と大菱形骨を結ぶ線の中点』は基準として適切でない。手厚は通常第3中手骨頭付近での手背〜手掌の距離で、記載の基準は不正確である。

✓ 1. 正しい
上腕周径 ― 上腕の最大周囲の長さ
上腕周径は最大周囲を測る
✓ 2. 正しい
上肢長 ― 肩峰から中指先端までの長さ
肩峰を近位基準とする上肢長の計測として正しい
✗ 3. 誤り
前腕長 ― 肘関節中央部から手関節中央部までの長さ
標準は肘頭〜尺骨茎状突起で、基準点が不正確
✗ 4. 誤り
手長 ― 三角骨と大菱形骨を結ぶ線の中点から中指先端までの長さ
手長は手関節部(茎状突起の中点)からで基準が不適切
✗ 5. 誤り
手厚 ― 第1中手指節関節部での手背面から手掌面までの直線距離
手厚の基準部位として不正確
ポイント
  • 上腕周径=上腕の最大周囲
  • 上肢長=肩峰〜中指先端(または橈骨茎状突起)
  • 前腕長=肘頭〜尺骨茎状突起が標準
  • 計測は骨指標(ランドマーク)を基準に行う
比較表
上肢の主な形態計測基準
項目計測基準(標準)
上腕周径上腕の最大周囲
上肢長肩峰〜中指先端(または橈骨茎状突起)
前腕長肘頭〜尺骨茎状突起
手長手関節部中点〜中指先端
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