学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QO57A009
理由で解く 作業療法士

上腕骨骨幹部(中下1/3)のらせん骨折は橈骨神経溝を走る橈骨神経を損傷しやすく、下垂手を合併する。
画像は肘関節・上腕骨遠位部の側面単純エックス線写真で、上腕骨遠位骨幹部(中下1/3付近)に斜め〜らせん状の骨折線が認められる。腕相撲による受傷は、この上腕骨骨幹部のらせん骨折を生じやすい典型的機序である。橈骨神経は上腕骨後面の橈骨神経溝をこのレベルで後外側へ螺旋状に走行するため、骨折や骨片の転位に伴って牽引・圧迫・断裂を受けやすい。橈骨神経麻痺では手関節および手指(MP関節)の伸展が不能となり、手が垂れ下がる下垂手を呈する。以上より、本骨折で最も合併しやすいのは下垂手であり、公式正答[4]と画像所見は整合する。
| 神経 | 変形 | 主な障害 |
|---|---|---|
| 橈骨神経 | 下垂手 | 手関節・手指伸展不能 |
| 正中神経 | 猿手 | 母指対立不能 |
| 尺骨神経 | 鷲手 | MP過伸展・IP屈曲 |
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