学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO57A008
理由で解く 作業療法士
言語性IQ76と低くRBMT19点で言語・記憶に弱さがあるが、動作性IQ106・BADS104・FIM120は良好で遂行機能とADLは保たれる。まずは言語・記憶負荷が小さく手順の単純な『書類の片付け』から段階づける。
検査結果を統合すると、言語性IQ76(低下)に対し動作性IQ106(正常域)と大きな乖離があり、言語処理の弱さが目立つ。RBMT19点は日常記憶が境界〜軽度低下を示唆し、TMT-A81秒・TMT-B90秒はやや処理速度低下があるが、BADS104点で遂行機能は保たれ、FIM120点で身体的ADLはほぼ自立、対人交流も良好である。2か月後の事務職復帰に向けた最初の練習課題としては、言語・記憶・複雑な遂行の負荷が小さく、手順が単純で成功体験を得やすい『書類の片付け(整理)』が適切である(選択肢3)。これは視覚的・非言語的処理(保たれた動作性能力)を活かせる課題でもある。電話受付や会議の要約報告は言語理解・言語記憶への負荷が高く現時点では難度が高い。企画書作成や金銭の会計処理は複雑な遂行機能・正確性・エラー管理を要し、負荷が大きく段階づけの初期には不適切である。認知プロフィールの強み(非言語・遂行・ADL)と弱み(言語・記憶)を照合し、易しい課題から段階的に難度を上げる方針を根拠に解く。
| 検査 | 結果 | 示すもの |
|---|---|---|
| WAIS-III VIQ/PIQ | 76 / 106 | 言語弱・非言語良の乖離 |
| RBMT | 19点 | 日常記憶の低下傾向 |
| TMT-A/B | 81/90秒 | 処理速度やや低下 |
| BADS・FIM | 104・120 | 遂行機能・ADLは良好 |
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