学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO57A005
理由で解く 作業療法士

大腿骨遠位の骨肉腫では、化学療法中の骨髄抑制による易感染性に最大限注意し、患部への刺激(マッサージ・温熱・過負荷)は避ける。
X線では大腿骨遠位骨幹端に境界不明瞭な骨破壊・骨形成が混在する病変を認め、13歳という好発年齢と大腿骨遠位という好発部位から骨肉腫が強く疑われる。治療は術前化学療法が中心となる。この状況でのリハビリテーション治療で最も重要なのは、化学療法に伴う骨髄抑制による易感染性への配慮である(正答1)。一方、患部への直接的刺激となるマッサージ(2)、悪性腫瘍部への温熱療法(4)、病的骨折リスクを無視した患側への健側同様の運動負荷(3)はいずれも禁忌ないし不適切である。また健側や全身の廃用予防のためのリハは化学療法中から早期に開始すべきで、化学療法後まで待つ必要はない(5は誤り)。
| 項目 | 対応 |
|---|---|
| 化学療法中 | 易感染性に注意(骨髄抑制) |
| 患部への物理療法 | 温熱・マッサージは禁忌 |
| 患側の運動負荷 | 病的骨折予防のため制限 |
| 健側・全身 | 廃用予防で早期から実施 |
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