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理由で解く 作業療法士

QO56P026 作業療法評価学

出典:第56回作業療法士国家試験(2021)午後 問26
問題
検査と評価項目の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 GMFM ― 日常生活活動
2 WISC-IV ― ワーキングメモリー
3 S-M社会生活能力検査 ― 心理的発達
4 フロスティグ視知覚検査 ― 巧緻運動
5 遠城寺式乳幼児分析的発達検査 ― 粗大運動
解答
正解2(WISC-IV ― ワーキングメモリー)
解説

WISC-IVは4つの指標得点(言語理解・知覚推理・ワーキングメモリー・処理速度)を持ち、ワーキングメモリーを評価する。

各検査が本来測定する主目的と選択肢の評価項目が一致するかを問う。WISC-IV(児童用ウェクスラー式知能検査)は全検査IQに加え、言語理解・知覚推理・ワーキングメモリー・処理速度の4指標で構成され、ワーキングメモリーを評価する(選択肢2が正しい)。GMFMは脳性麻痺児などの粗大運動能力を測る尺度でADL評価そのものではない。S-M社会生活能力検査は社会生活能力(自立と社会参加)を、フロスティグは視知覚を、遠城寺式は運動・社会性・言語など複数領域の発達を総合的に評価するもので、いずれも組合せが一致しない。

✗ 1. 誤り
GMFM ― 日常生活活動
GMFMは粗大運動能力の評価でADL評価ではない
✓ 2. 正しい
WISC-IV ― ワーキングメモリー
WISC-IVの4指標の一つでありワーキングメモリーを評価する
✗ 3. 誤り
S-M社会生活能力検査 ― 心理的発達
社会生活能力(自立・社会参加)の評価であり心理的発達ではない
✗ 4. 誤り
フロスティグ視知覚検査 ― 巧緻運動
視知覚を評価する検査で巧緻運動評価ではない
✗ 5. 誤り
遠城寺式乳幼児分析的発達検査 ― 粗大運動
運動・社会性・言語など複数領域を総合評価し粗大運動単独ではない
ポイント
  • WISC-IV=言語理解・知覚推理・ワーキングメモリー・処理速度の4指標
  • GMFM=粗大運動能力(脳性麻痺)
  • フロスティグ=視知覚、遠城寺式=発達全般
比較表
検査と評価対象
検査本来の評価対象
WISC-IV知能(ワーキングメモリー等4指標)
GMFM粗大運動能力
S-M社会生活能力検査社会生活能力
フロスティグ視知覚検査視知覚
遠城寺式発達検査発達全般(運動・社会性・言語)
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