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理由で解く 作業療法士

QO55P030 作業療法評価学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午後 問30
問題
小児の評価領域と検査の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 粗大運動 ― GMFM
2 視知覚機能 ― Erhardt(エアハート)発達学的視覚評価
3 感覚統合機能 ― Kohs立方体組合せテスト
4 知的機能 ― WISC-IV
5 日常生活能力 ― 新S-M社会生活能力検査
解答
正解1(粗大運動 ― GMFM)、4(知的機能 ― WISC-IV)
解説

粗大運動はGMFM、知的機能はWISC-IVが標準的組合せ。GMFMは脳性麻痺の運動、WISCは児童の知能検査。

GMFM(Gross Motor Function Measure)は主に脳性麻痺児の粗大運動能力を評価する尺度で、選択肢1は正しい。WISC-IVは5〜16歳の児童を対象とする代表的な知能(知的機能)検査で、選択肢4も正しい。Erhardt発達学的視覚評価は眼球運動など視覚機能の評価で『視知覚機能』の測定とはずれる(視知覚はフロスティグ視知覚検査DTVP等)。Kohs立方体組合せテストは非言語性の知能検査であり『感覚統合機能』の検査ではない(感覚統合はJPAN/南カリフォルニア感覚統合検査など)。新S-M社会生活能力検査は身辺自立や社会参加などの『社会生活能力』を保護者評価で測る検査で、領域名『日常生活能力(ADL)』とは対応が異なる。よって正しい組合せは1と4。

✓ 1. 正しい
粗大運動 ― GMFM
脳性麻痺児等の粗大運動能力尺度で正しい
✗ 2. 誤り
視知覚機能 ― Erhardt(エアハート)発達学的視覚評価
Erhardtは視覚(眼球運動)機能評価で視知覚とはずれる
✗ 3. 誤り
感覚統合機能 ― Kohs立方体組合せテスト
Kohsは非言語性知能検査で感覚統合検査ではない
✓ 4. 正しい
知的機能 ― WISC-IV
児童の代表的知能検査で正しい
✗ 5. 誤り
日常生活能力 ― 新S-M社会生活能力検査
社会生活能力を測る検査で領域名と対応が異なる
ポイント
  • GMFM=(脳性麻痺の)粗大運動
  • WISC-IV=児童の知能検査
  • 感覚統合はJPAN/SCSIT、視知覚はフロスティグ(DTVP)
比較表
小児評価領域と代表的検査
評価領域代表的検査
粗大運動GMFM
知的機能WISC-IV
視知覚機能フロスティグ視知覚検査(DTVP)
感覚統合機能JPAN/南カリフォルニア感覚統合検査
社会生活能力新S-M社会生活能力検査
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