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理由で解く 作業療法士

QO56P023 基礎作業療法学

出典:第56回作業療法士国家試験(2021)午後 問23
問題
CMOP〈Canadian Model of Occupational Performance〉で誤っているのはどれか。
選択肢
1 人を身体面と認知面の2側面で捉える。
2 COPMを実践するときに必要な基本的な考え方である。
3 個人と作業と環境が相互に関わりあった結果を説明できる。
4 作業ニーズを満たすという作業療法の方向性を示している。
5 環境の要素には物理的、制度的、社会的、文化的に関する要素が含まれる。
解答
正解1(人を身体面と認知面の2側面で捉える。)
解説

CMOPは人を身体・認知・情緒(affective)の3要素+中核のスピリチュアリティで捉える。「2側面」とする記述が誤り。

CMOP(カナダ作業遂行モデル)は、人(Person)・作業(Occupation)・環境(Environment)の相互作用として作業遂行を捉えるモデルである。人の構成要素は身体的(physical)・認知的(cognitive)・情緒的(affective)の3つで、その中心にスピリチュアリティを置く。したがって『身体面と認知面の2側面で捉える』は情緒的側面とスピリチュアリティを欠いており誤りである(選択肢1)。CMOPはCOPM(カナダ作業遂行測定)の理論的基盤であり、個人・作業・環境の相互作用の結果としての作業遂行を説明し、クライエントの作業ニーズを満たす方向性を示す。環境因子には物理的・制度的・社会的・文化的要素が含まれる。

✓ 1. 誤り
人を身体面と認知面の2側面で捉える。
身体・認知・情緒の3側面+スピリチュアリティが正しく、2側面は誤り(誤=これが正答)
✗ 2. 正しい
COPMを実践するときに必要な基本的な考え方である。
COPMを実践するときに必要な基本的な考え方である:CMOPはCOPMの理論的基盤であり正しい
✗ 3. 正しい
個人と作業と環境が相互に関わりあった結果を説明できる。
個人と作業と環境が相互に関わりあった結果を説明できる:作業遂行を3要素の相互作用で説明する
✗ 4. 正しい
作業ニーズを満たすという作業療法の方向性を示している。
作業ニーズを満たすという作業療法の方向性を示している:クライエント中心・作業に焦点を当てる方向性を示す
✗ 5. 正しい
環境の要素には物理的、制度的、社会的、文化的に関する要素が含まれる。
環境の要素には物理的、制度的、社会的、文化的に関する要素が含まれる:CMOPの環境の4要素として正しい
ポイント
  • CMOP=人・作業・環境の相互作用モデル
  • 人の構成要素は身体・認知・情緒の3つ+中核スピリチュアリティ
  • COPMの理論的基盤
  • 環境=物理的・制度的・社会的・文化的
比較表
CMOPの構成要素
領域要素
人(Person)身体的・認知的・情緒的+中核にスピリチュアリティ
作業(Occupation)セルフケア・生産活動・レジャー
環境(Environment)物理的・制度的・社会的・文化的
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