学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO56P010
理由で解く 作業療法士
多発性硬化症では易疲労と体温上昇による症状悪化(Uhthoff現象)を避ける。強い筋力・持久力を要さず、視力負担の少ない軽作業(卓上編み機)が適切。
多発性硬化症では疲労が主要症状で、過度な運動や体温上昇が一時的な症状悪化(Uhthoff現象)を招くため、活動はエネルギー保存(ペーシング)を原則とする。本例はMMT4と軽度筋力低下、両側視神経炎による視力低下、強い易疲労を伴う。卓上編み機は座位で行え、上肢の大きな反復動作を機械が補助するため筋・持久力負担が少なく、細かい視作業も要さないため最も適切。菊練りや椅子作りは強い筋力・持久力を要し疲労を助長し、ビーズやタイルモザイクは近見の細かい視作業で視神経炎の負担が大きい。したがって『卓上編み機でマフラーを編む』が適切。
| 配慮点 | 望ましい作業の条件 |
|---|---|
| 易疲労 | 低強度・短時間・休憩を挟める |
| 体温上昇(Uhthoff) | 発汗・過負荷を避ける軽作業 |
| 視神経炎 | 細かい近見作業を避ける |
| 筋力低下(MMT4) | 機械補助で反復負担を軽減 |
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