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理由で解く 作業療法士

感覚障害の分布(左右差・解離性か全感覚か・レベル)から責任病巣を推定する。障害される伝導路(後索=深部覚、脊髄視床路=温痛覚)と交叉のレベルが判断の鍵。
脊髄の感覚障害は、どの伝導路が・どの側で障害されるかで分布が決まる。温痛覚は脊髄後角で交叉し反対側の脊髄視床路を上行、深部覚・触覚の一部は同側後索を上行し延髄で交叉する。半側の運動麻痺・深部覚障害+反対側の温痛覚障害を示せばBrown-Séquard症候群(脊髄半側障害)、両側の温痛覚障害が特定髄節に帯状に分布し深部覚が保たれれば中心部(前交連)障害(脊髄空洞症など)を示す。図に示された感覚障害分布のレベルと解離の有無に一致する障害部位(選択肢2)が正答となる。図の分布が示す髄節高位と伝導路のパターンから、責任病巣を持つ横断面が選択肢2に該当する。
身体図と横断面を照合するときは、①左右どちらに出ているか、②温痛覚と深部感覚のどちらが抜けているか、の2点で候補を絞る。同側に深部感覚消失・対側に温痛覚消失という食い違いがあれば半側障害(Brown-Séquard型)に限られる。両側同じ高さに温痛覚だけが抜けるなら中心部(前交連)、両側の触覚・深部感覚だけが抜けるなら後索側(後半側)、両側の温痛覚消失に運動麻痺や膀胱直腸障害を伴えば前半側(前脊髄動脈領域)を考える。中心性脊髄損傷では下肢より上肢に強い麻痺が出る点も手がかりになる。
| 障害部位 | 感覚障害の特徴 |
|---|---|
| 脊髄半側(Brown-Séquard) | 同側の深部覚障害+対側の温痛覚障害 |
| 中心部・前交連 | 病巣レベルに帯状の解離性(温痛覚障害・深部覚保存) |
| 後索 | 同側の深部覚・振動覚障害 |
| 脊髄横断(完全) | 障害レベル以下の全感覚消失 |
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