学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QO56A012
理由で解く 作業療法士

高齢女性の軽微外力による帯状背部痛+X線の骨透亮性亢進・椎体楔状変形とMRI T2椎体内高信号は、骨粗鬆症を基盤とした新鮮椎体圧迫骨折を示す。
78歳女性が重い布団を持ち上げた際に背部から腹部への帯状痛と寝返り困難を生じた病歴は、骨脆弱性を背景とした椎体圧迫骨折の典型像である。X線正面像では椎体の骨梁が粗く縦方向に目立ち額縁状を呈し、骨透亮性が亢進しており骨粗鬆症を示す。側面像とMRI T2強調像では胸腰椎の椎体が楔状につぶれ後弯を来し、MRIでは骨折椎体内に骨髄浮腫を示す高信号がみられ、新鮮な椎体圧迫骨折と判断できる。一方、脊柱管や脊髄は保たれ、椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄・脊椎分離症を示す所見は認めない。したがって本患者の病態は骨粗鬆症と脊椎椎体圧迫骨折の2つである。
| 疾患 | 特徴 |
|---|---|
| 椎体圧迫骨折 | 急性背部痛・体動困難、椎体楔状化 |
| 脊椎分離症 | 若年・関節突起間部の疲労骨折 |
| 脊柱管狭窄症 | 間欠性跛行・下肢しびれ(慢性) |
| 椎間板ヘルニア | 下肢放散痛・神経根症状 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。