学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QO56A009
理由で解く 作業療法士

頸部を伸展させると上肢が伸展する(下肢は屈曲する)姿勢が対称性緊張性頸反射で、摂食時に口へ手・食物を運べず食事を妨げる。
図はアテトーゼ型脳性麻痺児の食事介助の場面である。左コマでスプーンを口へ近づけると、右コマでは小児の頭部が後方・上方へそり返り(頸部伸展)、それに連動して上肢が外側へ伸展し、体幹ものけぞって口へ食物を取り込めない姿勢になっている。対称性緊張性頸反射(STNR)は、頸部の伸展で両上肢が伸展し両下肢が屈曲する(頸部屈曲では両上肢屈曲・両下肢伸展)緊張性の反射で、脳性麻痺児では残存すると摂食や座位保持を妨げる。本図の「頸部伸展→上肢伸展」という姿勢変化はまさにこのSTNRの伸展パターンであり、選択肢5が正答となる。探索反射・Galant反射・交差伸展反射・手の把握反射はいずれも刺激部位や反応様式が異なり、図の姿勢を説明できない。
| 反射 | 誘発と反応 |
|---|---|
| 対称性緊張性頸反射 | 頸部伸展→上肢伸展・下肢屈曲 |
| 非対称性緊張性頸反射 | 顔を向けた側の上下肢が伸展 |
| 探索反射 | 口角刺激で顔を刺激側へ向ける |
| Galant反射 | 背部刺激で同側へ体幹側屈 |
| 手の把握反射 | 手掌刺激で手指屈曲・把握 |
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