学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO55P014
理由で解く 作業療法士
他者の表情・意図の誤った読み取り(猜疑的な関係念慮)は社会認知の障害。これを標的とする介入がSCIT(社会認知ならびに対人関係のトレーニング)である。
被害妄想は消退したが、周囲の表情やしぐさを自分への言及と誤って帰属する『関係念慮』が残存しており、これは表情認知・心の理論・原因帰属といった社会認知の障害に相当する。SCITは表情認知、疑い深さや結論への飛躍(帰属バイアス)の修正、対人状況の適切な解釈を段階的に訓練する社会認知リハビリテーションであり、本例の治療目的(認知機能の改善)に合致する。他は地域支援・就労・リカバリー・エンパワメントの枠組みで、社会認知そのものを標的とはしない。
| 名称 | 主な目的・内容 |
|---|---|
| SCIT | 社会認知(表情・帰属・対人解釈)の改善 |
| ACT | 多職種チームによる包括型地域生活支援 |
| IPS | 個別就労支援(援助付き雇用) |
| WRAP | 本人主体のリカバリー・セルフマネジメント |
| Empowerment approach | 自己決定・力の回復を促す理念 |
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