学習トップ理由で解く 作業療法士第10章 ▸ 実地 / QO55P004

理由で解く 作業療法士

QO55P004 基礎作業療法学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午後 問4
問題
2人の幼児が砂場で遊ぶ様子を図に示す。遊びの発達段階で正しいのはどれか。
図
選択肢
1 ごっこ遊び
2 傍観者遊び
3 平行遊び
4 連合遊び
5 協調遊び
解答
正解3(平行遊び)
解説

近くで似た遊びをしながらも互いに関わらず各自で遊ぶ状態が「平行遊び」である。

図は砂場で2人の幼児がそれぞれ砂を掘って遊ぶ様子を示している。左の子は棒(スコップ状の道具)を持って、右の子は手で砂を掘っており、2人は近い距離にいるが、道具や砂を共有したり会話したりといった相互のやり取りは描かれていない。互いに近くで似た遊びをしながらも関わり合わずに各自遊ぶこの状態は、パーテン(Parten)の遊びの発達段階における「平行遊び」に該当する。傍観者遊び(他児を見ているだけ)や、交流の生じる連合遊び・協調遊びとは区別される。したがって正答は3の平行遊びである。

✗ 1. 誤り
ごっこ遊び
見立て・役割を演じる遊びで、図の砂掘りは見立て要素が描かれておらず該当しない
✗ 2. 誤り
傍観者遊び
他児の遊びを見ているだけで自分は参加しない段階。図は2人とも実際に砂を掘っており見ているだけの子はいない
✓ 3. 正しい
平行遊び
2人の幼児が近くに並び、それぞれ同じような砂遊びをしながらも互いに関わらず各自で遊んでいる。図の状況に一致する
✗ 4. 誤り
連合遊び
同じ遊びを一緒に行い物の貸し借りや会話など交流が生じる段階。図には相互のやり取りが描かれておらず該当しない
✗ 5. 誤り
協調遊び
役割分担や共通の目的をもつ組織的な集団遊び。図にそのような協同関係は描かれていない
ポイント
  • 平行遊び=同じ場で似た遊び・相互交流なし(2〜3歳頃)
  • Partenの順序:一人遊び→傍観者→平行→連合→協同
  • 交流の有無が平行遊びと連合遊びの分岐点
比較表
Partenの遊びの発達段階
段階特徴目安年齢
一人遊び他児と関わらず一人で遊ぶ〜2歳頃
傍観者遊び他児の遊びを見るが加わらない2歳頃
平行遊び同じ場で似た遊び・交流なし2〜3歳頃
連合遊び貸し借り・会話など交流あり(役割分担なし)3〜4歳頃
協同遊び共通目的で役割分担して遊ぶ4歳以降
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 作業療法士
App Store入手