学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第4章 ▸ 一般 / QO55A091
理由で解く 作業療法士
肺塞栓症の塞栓源の多くは下肢・骨盤の深部静脈血栓であり、下肢手術後に多発する。上肢術後よりも下肢術後にはるかに多い。
急性肺血栓塞栓症は、下肢・骨盤の深部静脈血栓症(DVT)が遊離して肺動脈を閉塞する病態で、両者はまとめて静脈血栓塞栓症(VTE)と呼ばれる。血栓形成のVirchow三徴(血流停滞・血管内皮障害・血液凝固能亢進)から、長期臥床・肥満・術後・悪性腫瘍などが誘因となる。塞栓源は下肢深部静脈が圧倒的に多いため、股関節・膝関節などの下肢整形外科手術後に高頻度で発症し、上肢術後よりずっと多い。したがって『下肢よりも上肢の手術後に多い』は誤り。リハビリでは離床時・歩行開始時の急変(呼吸困難・胸痛・失神)に警戒する。
| 区分 | 具体例 |
|---|---|
| 血流停滞 | 長期臥床・下肢術後・長時間座位 |
| 凝固能亢進 | 悪性腫瘍・脱水・妊娠 |
| 血管内皮障害 | 手術・外傷・カテーテル |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。