学習トップ理由で解く 作業療法士第11章 ▸ 一般 / QO55A045

理由で解く 作業療法士

QO55A045 作業療法評価学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午前 問45
問題
メタボリックシンドロームの改善を目的とした統合失調症患者の評価で優先すべきなのはどれか。
選択肢
1 睡眠状態
2 対人関係
3 入浴状況
4 認知機能
5 服薬内容
解答
正解5(服薬内容)
解説

抗精神病薬(特に第二世代)は体重増加・耐糖能異常・脂質異常を来しやすく、メタボ改善にはまず服薬内容の評価が優先される。

統合失調症患者はメタボリックシンドロームの合併率が高く、その一因が抗精神病薬の副作用である。オランザピンやクエチアピンなど一部の第二世代抗精神病薬は食欲亢進・体重増加・耐糖能異常・脂質異常を起こしやすい。したがってメタボ改善を目的とする場合、まずどの薬剤をどの用量で使用しているか(服薬内容)を把握することが、リスク評価と生活・運動指導、必要な薬剤調整の起点となり最優先となる。

✗ 1. 誤り
睡眠状態
生活習慣の一要素だが、メタボの主要因の評価としては優先度が低い
✗ 2. 誤り
対人関係
社会機能の評価項目でメタボの直接評価ではない
✗ 3. 誤り
入浴状況
セルフケアの評価だがメタボ改善の優先評価ではない
✗ 4. 誤り
認知機能
治療全般で重要だがメタボの直接的評価対象ではない
✓ 5. 正しい
服薬内容
抗精神病薬の代謝性副作用がメタボの主因のため最優先で評価する
ポイント
  • 第二世代抗精神病薬は体重増加・耐糖能異常・脂質異常のリスク
  • 統合失調症はメタボ合併率が高い
  • メタボ改善では服薬内容の把握が起点
比較表
抗精神病薬とメタボリックシンドローム
観点内容
代謝性副作用の強い薬オランザピン・クエチアピン等
主な影響体重増加・耐糖能異常・脂質異常
評価の起点服薬内容(薬剤・用量)の把握
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 作業療法士
App Store入手