学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QO55A006
理由で解く 作業療法士

C6完全麻痺で三頭筋を検査する際、肩90度挙上位での肩関節外旋は重力で前腕を下垂させ肘伸展を偽装するため、これを抑制する。
図は、患者の肩を約90度挙上・肘屈曲位に保持し、肘関節伸展(上腕三頭筋)の徒手筋力検査を行う場面である。第6頸髄まで機能残存の頸髄損傷完全麻痺では、上腕三頭筋(C7支配)が麻痺している。この肢位で肩関節を外旋させると前腕が重力によって下垂し、あたかも肘関節が自動伸展したように見える代償(トリック)動作が生じる。三頭筋の真の筋力を評価するには、この肩関節外旋による代償を検査者が抑制する必要がある。体幹屈曲・肩屈曲・肩外転・前腕回内はいずれも肘伸展の代償にはならないため、抑制すべき運動は肩関節外旋である。
| 高位 | 新たに使える主な筋 |
|---|---|
| C5 | 三角筋・上腕二頭筋(肘屈曲) |
| C6 | 橈側手根伸筋(手関節背屈)・回内筋 |
| C7 | 上腕三頭筋(肘伸展)・手指伸筋 |
| C8 | 深指屈筋(手指屈曲) |
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