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理由で解く 作業療法士

QO55A005 作業療法評価学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午前 問5
問題
関節リウマチにみられる手指関節の変形を図に示す。番号と変形の組合せで正しいのはどれか。
図
選択肢
1 ① ― ダックネック変形
2 ② ― 槌指変形
3 ③ ― 鷲爪指変形
4 ④ ― ボタン穴変形
5 ⑤ ― スワンネック変形
解答
正解1(1 ダックネック変形)
解説

母指のMCP屈曲+IP過伸展のZ字型がダックネック(Z)変形。

図は関節リウマチでみられる手指変形の側面線画である。①母指はMCP関節の屈曲と末節(IP関節)の過伸展からなるZ字(ジグザグ)型を呈しており、これを母指のダックネック(duck neck/Z)変形とよぶ。したがって「①母指=ダックネック変形」の組合せが正しい。他の指に付された変形名は各図の形状と対応していない。特に③中指はPIP過伸展・DIP屈曲のスワンネック型であって鷲爪指ではなく、⑤小指はMCP過伸展・PIP屈曲型でスワンネックではない。②示指は指全体が屈曲しており末節だけの屈曲ではなく、④環指は末節(DIP)だけが屈曲した槌指型で、いずれも選択肢の名称と一致しない。

✓ 1. 正しい
① ― ダックネック変形
ダックネック変形(母指):①母指はMCP関節屈曲+IP関節過伸展のZ字型変形を示し、これがダックネック(Z)変形。番号と名称が一致する
✗ 2. 誤り
② ― 槌指変形
槌指変形はDIP関節だけが屈曲して末節が垂れ、ほかの関節は伸展位に保たれる変形。②示指は指全体が鉤状に強く屈曲しており、末節だけの屈曲ではないため名称と一致しない(図で末節だけが屈曲しているのは④)
✗ 3. 誤り
③ ― 鷲爪指変形
鷲爪指変形(中指):③中指はPIP過伸展+DIP屈曲のスワンネック型であり、鷲爪指(MCP過伸展+IP屈曲)ではない
✗ 4. 誤り
④ ― ボタン穴変形
ボタン穴変形(環指):④環指はMCP・PIPが伸展位でDIP関節のみ屈曲した槌指変形であり、ボタン穴変形(PIP屈曲+DIP過伸展)ではない
✗ 5. 誤り
⑤ ― スワンネック変形
スワンネック変形(小指):⑤小指はMCP過伸展+PIP屈曲型で、スワンネック(PIP過伸展+DIP屈曲)ではない
ポイント
  • スワンネック=PIP過伸展+DIP屈曲
  • ボタン穴=PIP屈曲+DIP過伸展(スワンネックの逆)
  • 槌指変形=DIP関節のみ屈曲(末節が垂れる)
  • 鷲爪指は尺骨神経麻痺でありRA変形ではない
比較表
手指変形の肢位
変形PIPDIP
スワンネック変形過伸展屈曲
ボタン穴変形屈曲過伸展
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