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理由で解く 作業療法士

QO55A004 作業療法治療学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午前 問4
問題
上腕切断の適応義手を検討するための切断レベルを算出する式において、Aにあてはまるのはどれか。 断端長 ÷ A × 100 = 上腕切断(%)
選択肢
1
2
3
4
5
解答
正解2(2)
解説

上腕切断の断端長比は「断端長÷上腕全長×100」で表し、式のAは分母=上腕全長。上腕全長は肩峰から上腕骨外側上顆までで、図では②がこれにあたる。

上腕切断では残存断端の長さによって装着できる義手や適合が変わるため、断端長比(%)=断端長 ÷ 上腕全長 × 100 で切断レベルを評価する。式のAは分母、すなわち健側の上腕全長であり、その基準は肩峰から上腕骨外側上顆(肘関節)までである。図でこの区間を示しているのは②で、これが正答。①は肩峰から手指先端までで上肢全長、③は上腕骨頭の高さから肘関節まで、④は腋窩の高さから肘関節まで、⑤は腋窩の高さから手関節までで前腕を含み、いずれも「肩峰〜上腕骨外側上顆」の上腕全長には当たらない。断端長比が小さいほど短断端で、ソケットの適合や懸垂が難しくなる。

✗ 1. 誤り
肩峰から手指先端までの長さ=上肢全長。断端長比の分母は上腕全長なので当てはまらない
✓ 2. 正しい
肩峰から上腕骨外側上顆(肘関節)までの長さ=上腕全長。断端長比の分母Aに一致する
✗ 3. 誤り
上腕骨頭の高さから肘関節までの長さ。起点が肩峰ではなく、上腕全長の基準に当たらない
✗ 4. 誤り
腋窩の高さから肘関節までの長さ。肩峰を起点とする上腕全長ではない
✗ 5. 誤り
腋窩の高さから手関節までの長さ。前腕を含むため上腕全長ではない
ポイント
  • 断端長比(%)=断端長÷上腕全長×100
  • 上腕全長=肩峰〜上腕骨外側上顆
  • 短断端ほどソケット適合・懸垂が困難
比較表
上腕切断の断端長比と適合の目安
区分特徴
長断端てこ長く義手操作に有利
標準断端一般的な上腕義手が適合
短断端・極短断端懸垂・適合が難しく特殊ソケットを要する
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