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理由で解く 作業療法士

QO55A003 作業療法評価学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午前 問3
問題
頭部MRIを図に示す。正しいのはどれか。2つ選べ。
図
選択肢
1 第四脳室
2 尾状核
3 脳梁
4 視床
5 被殻
解答
正解2(尾状核)、4(視床)
解説

基底核/視床レベルの水平断では、側脳室前角外側壁に膨隆する灰白質が尾状核頭、第三脳室外側の卵円形の灰白質塊が視床である。

本図は大脳基底核・視床レベルの頭部MRI水平断(軸位断、上が前方)。左右の側脳室前角がV字に開き、その外側壁に膨隆する灰白質が尾状核頭で、番号2がこれを正しく指している(番号1は同じ尾状核頭を指すが「第四脳室」と誤表示。第四脳室は後頭蓋窩にありこのスライスには存在しない)。正中の細い低信号裂隙は第三脳室で、これを指す番号3の「脳梁」も、後方正中を指す番号5の「被殻」もいずれも位置が合わない(脳梁は正中の白質交連、被殻はレンズ核の外側部で外側寄りに位置する)。第三脳室の外側にある卵円形の灰白質塊が視床で、番号4がこれを正しく指す。したがって表示が正しいのは2(尾状核)と4(視床)である。

✗ 1. 誤り
第四脳室
指し先は側脳室前角外側壁に膨隆する尾状核頭であり、第四脳室(後頭蓋窩に存在)はこの水平断には写らない
✓ 2. 正しい
尾状核
側脳室前角の外側壁に膨隆する灰白質=尾状核頭を指しており正しい
✗ 3. 誤り
脳梁
指し先は正中の第三脳室付近であり、脳梁ではない
✓ 4. 正しい
視床
第三脳室の外側に位置する卵円形の灰白質塊=視床を指しており正しい
✗ 5. 誤り
被殻
指し先は後方正中の脳室/松果体近傍であり、外側(レンズ核外側部)にあるべき被殻の位置ではない
ポイント
  • 尾状核は側脳室に沿って走行
  • 視床は第三脳室を挟み左右に位置
  • 被殻・淡蒼球(レンズ核)は内包外側
比較表
基底核レベル水平断の位置関係(内側→外側)
構造位置の目印
視床第三脳室の外側、間脳中央
尾状核頭側脳室前角の外側壁
内包尾状核・視床とレンズ核の間
レンズ核(被殻・淡蒼球)内包の外側
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