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理由で解く 作業療法士

QO55A002 作業療法評価学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午前 問2
問題
75歳の女性。頸椎症性神経根症。4年前から上肢のしびれ感がある。その領域を図に示す。障害を受けている神経根で正しいのはどれか。
図
選択肢
1 C5
2 C6
3 C7
4 C8
5 Th1
解答
正解2(C6)
解説

しびれ領域が母指と前腕橈側に及ぶ分布はC6デルマトームであり、障害神経根はC6と判断する。

図は右上肢を手掌側から描いた線画で、しびれの範囲が灰色で示されている。塗られているのは母指と橈側(母指側)の手・手首、および前腕橈側縁に沿った領域で、示指以降の指・尺側・上腕外側は含まれない。この「母指+前腕橈側」の分布はC6デルマトームに一致する。頸椎症性神経根症では椎間孔での神経根圧迫により該当デルマトームに感覚障害(しびれ)を生じるため、この感覚障害領域から障害神経根はC6と判断できる。上腕外側のC5、中指のC7、小指・尺側のC8、前腕内側のTh1はいずれも図の分布と一致しない。

✗ 1. 誤り
C5
デルマトームは上腕外側〜三角筋領域。図で塗られている母指・橈側前腕とは領域が異なる
✓ 2. 正しい
C6
デルマトームは母指・示指および前腕橈側。図の灰色のしびれ領域(母指と橈側の手・前腕)と合致する
✗ 3. 誤り
C7
デルマトームは中指および前腕背側中央。図の母指中心の分布とは一致しない
✗ 4. 誤り
C8
デルマトームは小指・手尺側。図では尺側は塗られておらず一致しない
✗ 5. 誤り
Th1
デルマトームは前腕内側(尺側)。図の橈側の分布とは反対側で一致しない
ポイント
  • C6=前腕橈側・母指・示指のデルマトーム
  • 頸椎症性神経根症はC5-6、C6-7高位に好発
  • しびれ領域からデルマトームで責任高位を推定
比較表
上肢デルマトーム(感覚支配領域)
神経根主な感覚領域
C5肩・上腕外側
C6前腕橈側・母指・示指
C7中指
C8環指・小指・前腕尺側
Th1上腕内側
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