学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO54P020
理由で解く 作業療法士
前頭側頭型認知症の脱抑制的過食・常同行動には、言語的説得は無効。保たれた興味(カラオケ)へ食後すぐ切り替える行動誘導(ルーティン化)が有効。
前頭・側頭葉の著明な萎縮、発語減少、脱抑制的な過食(他人の食事を取る)、制止で易怒的(被影響性・脱抑制)という所見は前頭側頭型認知症に典型的。この病態では抽象的な言語的説明・注意・説得は理解されず効果がなく、かえって易怒性を高める。一方でエピソード記憶や興味・常同的行動パターンは保たれるため、本人が集中して取り組めるカラオケへ、食事終了直後に切り替える(好みの活動へ誘導し常同的ルーティンに組み込む)ことが、食への固執を断ち行動を置き換える最も現実的な方法である。すぐ立ち去る体操では誘導が続かず不適切(選択肢3)。減量説明(1)や禁止の言語的伝達(5)は理解されず無効、他患への受容依頼(2)は本人の行動改善にならない。
| 特徴 | 対応 |
|---|---|
| 脱抑制・過食 | 禁止でなく活動へ切り替え |
| 常同行動・興味の保持 | 好みの活動をルーティン化 |
| 言語的説得への反応 | 無効・易怒を招くため避ける |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。