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理由で解く 作業療法士

QO54P021 基礎作業療法学

出典:第54回作業療法士国家試験(2019)午後 問21
問題
ICFの構成要素である「環境因子」の第2レベルに分類されるのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 家族の態度
2 住居の入手
3 健康に注意すること
4 交通機関や手段の利用
5 保健サービス・制度・政策
解答
正解1(家族の態度)、5(保健サービス・制度・政策)
解説

ICFの環境因子は5つの章(第1レベル)からなり、その下位項目が第2レベル。「家族の態度」(e4態度)と「保健サービス・制度・政策」(e5)が環境因子に属する。

ICFは「心身機能・身体構造」「活動」「参加」に加え、背景因子として「環境因子(e)」「個人因子」を置く。環境因子の第1レベルは、e1製品と用具、e2自然環境と人間がもたらした環境変化、e3支援と関係、e4態度、e5サービス・制度・政策の5章で構成され、第2レベルはその下位分類(e410家族の態度、e580保健サービス・制度・政策など)である。一方「住居の入手」「交通機関や手段の利用」「健康に注意すること」はいずれも当事者の行為であり、環境因子ではなく『活動と参加(d)』の項目(d610、d470、d570)に分類される点が鑑別の要点である。

✓ 1. 正しい
家族の態度
環境因子 e4(態度)の第2レベル e410。人の態度は環境因子に含まれる
✗ 2. 誤り
住居の入手
本人の行為であり『活動と参加』d610。環境因子ではない
✗ 3. 誤り
健康に注意すること
本人の行為で『活動と参加』d570(自分の健康への注意)。環境因子ではない
✗ 4. 誤り
交通機関や手段の利用
本人の行為で『活動と参加』d470。環境因子ではない
✓ 5. 正しい
保健サービス・制度・政策
環境因子 e5 の第2レベル e580。制度・政策は環境因子
ポイント
  • 環境因子=e1製品用具/e2自然環境/e3支援と関係/e4態度/e5サービス制度政策
  • 他者の態度・制度は環境因子、当事者自身の行為は活動と参加(d)
  • 第1レベル=章、第2レベル=その下位項目
比較表
ICF環境因子の第1レベル(5章)
コード章の内容第2レベルの例
e1製品と用具福祉用具・薬
e2自然環境と人間がもたらした環境変化気候・地形
e3支援と関係家族・友人・専門職
e4態度家族の態度・社会的態度
e5サービス・制度・政策保健・教育・交通の制度
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