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理由で解く 作業療法士

QO54P022 基礎作業療法学

出典:第54回作業療法士国家試験(2019)午後 問22
問題
MTDLPで正しいのはどれか。
選択肢
1 作業療法士が重要と考える生活行為を実現するためのプログラムである。
2 終末期患者には適用しない。
3 本人・家族・支援者の連携を促進する。
4 3つのシートで構成される。
5 目標とした生活行為の満足度は、1〜100点で自己評価する。
解答
正解3(本人・家族・支援者の連携を促進する。)
解説

MTDLPは本人にとって意味のある生活行為の実現を目指す枠組みで、本人・家族・支援者の連携を促すことが核心である。

MTDLP(生活行為向上マネジメント)は日本作業療法士協会が開発した、対象者が「したい」「する必要がある」と考える生活行為の実現を目標に、聞き取りから評価・計画・実行・再評価までを一貫して進めるマネジメントツールである。目標とする生活行為は作業療法士が重要と判断するものではなく、本人の望みに基づいて決めるクライエント中心の枠組みであるため、選択肢1は主語が誤りとなる。適用範囲は介護予防から急性期・回復期・生活期、さらに終末期の緩和ケアまで幅広く、終末期患者を除外しない。実施にあたっては本人・家族・多職種の支援者が同じ目標を共有し、役割を分担して進めるため、連携の促進はMTDLPの本質そのものであり、選択肢3が正しい。構成するシートは興味・関心チェックシート、生活行為聞き取りシート、生活行為アセスメント演習シート、生活行為向上プラン演習シート、生活行為申し送り表などで、3つには収まらない。目標とした生活行為の実行度・満足度は1〜10点の10段階で本人が自己評価するため、1〜100点とする選択肢5も誤りである。

✗ 1. 誤り
作業療法士が重要と考える生活行為を実現するためのプログラムである。
対象は本人が重要と考える生活行為。作業療法士が決めるとする点が誤り
✗ 2. 誤り
終末期患者には適用しない。
終末期・緩和ケアでも意味ある作業の実現に用いる。適用外ではない
✓ 3. 正しい
本人・家族・支援者の連携を促進する。
本人・家族・多職種が目標を共有し役割分担する連携促進が本質
✗ 4. 誤り
3つのシートで構成される。
聞き取り・興味関心チェック・アセスメント・プラン・申し送りなど3つでは収まらない
✗ 5. 誤り
目標とした生活行為の満足度は、1〜100点で自己評価する。
実行度・満足度は1〜10点の10段階で本人が自己評価する
ポイント
  • MTDLP=本人が望む生活行為の実現を支援するマネジメントツール
  • 本人・家族・多職種の連携を促進(クライエント中心)
  • 急性期〜終末期まで適用可、実行度・満足度は各10点満点で評価
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