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理由で解く 作業療法士

QO54P049 作業療法治療学

出典:第54回作業療法士国家試験(2019)午後 問49
問題
精神科リハビリテーション活動の説明で正しいのはどれか。
選択肢
1 ACTは重症精神障害者の地域生活を支援する。
2 SSTは精神科病院内での生活技能の向上を目指す。
3 認知リハビリテーションは集団形式で実施することは避ける。
4 ケアマネジメントは支援機関中心に必要なサービスを検討し利用者に提供する。
5 心理教育は、援助する者とされる者とを明確に区分した構造的な治療関係の中で実施する。
解答
正解1(ACTは重症精神障害者の地域生活を支援する。)
解説

ACT(包括型地域生活支援)は、重症精神障害者を対象に多職種チームが地域で24時間包括的に支援する活動である。

ACT(Assertive Community Treatment:包括型地域生活支援プログラム)は、重症精神障害者が入院に頼らず地域で生活できるよう、多職種チームが訪問を中心に医療・生活・就労支援を包括的・積極的に提供する活動で、記述は正しい。SSTは病院内に限らず地域も含め幅広い場で生活技能の般化を目指す。認知リハビリテーションは集団形式でも行える。ケアマネジメントは利用者(本人)のニーズを中心に据えるべきで、支援機関中心は誤り。心理教育は援助する側とされる側を明確に区分するのではなく、協働的な関係の中で情報を共有し当事者の主体性を尊重して行う。

✓ 1. 正しい
ACTは重症精神障害者の地域生活を支援する。
多職種チームによる包括的地域支援で、記述は正しい
✗ 2. 誤り
SSTは精神科病院内での生活技能の向上を目指す。
病院内に限らず地域も含め般化を目指すため、限定的記述は誤り
✗ 3. 誤り
認知リハビリテーションは集団形式で実施することは避ける。
認知リハビリテーションは集団形式で実施することは避ける:集団形式でも実施可能で、避ける必要はない
✗ 4. 誤り
ケアマネジメントは支援機関中心に必要なサービスを検討し利用者に提供する。
ケアマネジメントは支援機関中心に必要なサービスを検討し提供する:利用者(本人)中心が原則で、支援機関中心は誤り
✗ 5. 誤り
心理教育は、援助する者とされる者とを明確に区分した構造的な治療関係の中で実施する。
心理教育は援助する者とされる者を明確に区分した構造的関係で実施する:協働的関係の中で行うもので、明確な区分を前提とする記述は誤り
ポイント
  • ACT=重症精神障害者の地域生活を多職種チームで包括支援
  • ケアマネジメントは利用者中心
  • 心理教育は協働的関係で行う
比較表
主な精神科リハビリテーション活動
活動特徴
ACT重症者の地域生活を多職種で包括支援
SST生活技能の学習と般化
ケアマネジメント利用者中心にサービスを調整
心理教育協働的関係で情報共有・主体性尊重
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