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理由で解く 作業療法士

QO53P043 作業療法治療学

出典:第53回作業療法士国家試験(2018)午後 問43
問題
社会生活技能訓練〈SST〉の説明で適切なのはどれか。
選択肢
1 ロールプレイは自由に行う。
2 正のフィードバックを行う。
3 モデリングは最小限にとどめる。
4 ストレスがかからない技法である。
5 モジュールは経験を積んでから行う。
解答
正解2(正のフィードバックを行う。)
解説

SSTは行動療法・社会学習理論に基づき、できた点をほめる正のフィードバックで望ましい行動を強化する。

SST(社会生活技能訓練)は社会学習理論に基づく構造化された集団技法で、教示・モデリング・ロールプレイ・正のフィードバック・宿題という手順で対人技能を段階的に習得させる。中核原理は、できた行動を具体的にほめて強化する正のフィードバックであり、失敗の指摘(負のフィードバック)は避け改善点は前向きに提案する。ロールプレイは目標場面を設定して構造的に行い、モデリングは手本として積極的に提示する。したがって正のフィードバックを行うが正しい。

✗ 1. 誤り
ロールプレイは自由に行う。
目標場面を設定し構造的に行うもので、自由放任ではない
✓ 2. 正しい
正のフィードバックを行う。
できた点をほめて望ましい行動を強化するのがSSTの中核
✗ 3. 誤り
モデリングは最小限にとどめる。
手本の提示は重要な要素で積極的に用いる
✗ 4. 誤り
ストレスがかからない技法である。
新しい行動の練習には一定の緊張を伴い、無ストレスではない
✗ 5. 誤り
モジュールは経験を積んでから行う。
各モジュールは導入段階から構造に沿って実施できる
ポイント
  • SST=社会学習理論に基づく技能訓練
  • 手順:教示→モデリング→ロールプレイ→正のフィードバック→宿題
  • 正のフィードバックで望ましい行動を強化
比較表
SSTの基本要素
要素内容
教示目標行動の説明
モデリング手本を示す
ロールプレイ場面を設定し練習
正のフィードバックできた点をほめて強化
宿題実生活での般化
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