学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO54P013
理由で解く 作業療法士

夜間頻尿・切迫性尿失禁があるため、就寝する部屋をトイレに近いB(客室)へ移し、夜間の移動距離を短くするのが最も有効である。
見取り図では、トイレは1階の左下側にあり、現在の寝室A(中段右)よりもB(客室・下段右)の方がトイレに近く動線も短い。本症例は夜間頻尿と切迫性尿失禁があり、尿意を感じてから排泄までの猶予が短いため、就寝室をB(客室)に変更して夜間の移動距離を縮めれば、失禁も夜間の転倒も減らせる。したがって1が正しい。ベッドの頭の向きを逆にしても、トイレまでの距離や夜間の動線という本質的な課題は改善しない。トイレの扉を内開きにすると、内部で転倒したときに身体が扉につかえて開けられず救助が遅れるため、引き戸や外開きが原則である。屋外スロープの側端に設ける立ち上がりは車椅子の脱輪を防ぐためのもので、5cm程度は必要であり、1cmでは低すぎて役に立たない。天井走行リフトは、屋内をT字杖で自立歩行できる本症例には過剰な設備で優先度が低い。
| 課題 | 適切な対応 |
|---|---|
| 夜間頻尿・切迫性尿失禁 | 寝室をトイレの近くへ |
| トイレ扉 | 外開き・引き戸 |
| 屋外移動(車椅子介助) | 段差解消・緩勾配スロープ |
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