学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO54P012
理由で解く 作業療法士
植皮直後は生着最優先。患肢を挙上し安静・固定して浮腫と剪断ストレスを避ける。運動やスプリントは生着後に段階的に開始。
Ⅲ度熱傷に対する植皮術の直後(生着期、術後おおむね数日〜1週)は、移植片の血行再開と生着を妨げないことが最優先で、患部の安静・固定が原則である。この時期に患肢を挙上することは、静脈還流を促して浮腫を軽減し、腫脹による移植片への圧・剪断力を抑えるため適切。逆に可動域訓練・抵抗運動・動的スプリント・巻き上げなどの機械的ストレスは移植片のずれや剥離を招き生着を阻害するため禁忌に近い。積極的な関節可動域訓練や瘢痕拘縮予防(圧迫療法・スプリント・ROM)は生着が確認されてから段階的に開始する。
| 時期 | 主な対応 |
|---|---|
| 生着期(術直後〜約1週) | 安静・固定・挙上 |
| 生着後 | ROM・圧迫療法・スプリント開始 |
| 瘢痕成熟期 | 拘縮予防・筋力強化・ADL |
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