学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QO54A013
理由で解く 作業療法士
具体的な人物の幻視、認知の変動、パーキンソニズム(転倒)を伴う認知症はレビー小体型認知症。中核症状の一つ「認知機能の変動」が日ごとの意識レベルの動揺として現れる。
「知らない子どもが寝ている」という具体的で生々しい幻視、数年来の記憶障害、日中のぼう然(覚醒レベルの変動)、転倒の増加(パーキンソニズム・易転倒性)は、レビー小体型認知症(DLB)の臨床像に合致する。DLBの中核的特徴は①具体的な内容の反復する幻視、②認知機能の変動、③パーキンソニズム、④レム睡眠行動異常症であり、本症例は①②③を満たす。作業療法場面では、日や時間帯によって注意・覚醒・反応性が大きく変動する(良い時と傾眠・ぼう然とする時の差が大きい)ことが特徴として観察される。この変動性を踏まえ、覚醒の良い時間帯に活動を設定し、転倒・幻視への配慮を行う。
| 病型 | 特徴的所見 |
|---|---|
| レビー小体型 | 具体的幻視・認知の変動・パーキンソニズム・転倒 |
| アルツハイマー型 | 近時記憶障害・取り繕い・見当識障害 |
| 脳血管性 | まだら認知症・感情失禁・段階的悪化 |
| 前頭側頭型 | 脱抑制・常同行動・時刻表的生活・我が道を行く |
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