学習トップ理由で解く 作業療法士第13章 ▸ 一般 / QO53P038

理由で解く 作業療法士

QO53P038 地域作業療法学

出典:第53回作業療法士国家試験(2018)午後 問38
問題
介護予防について正しいのはどれか。
選択肢
1 運動器の機能向上を主目的とする。
2 社会参加意欲の高い人は対象としない。
3 一次予防から三次予防を別々に展開する。
4 要介護状態の重度化の防止は三次予防である。
5 一次予防事業の対象者は、要支援・要介護状態となる可能性の高い人である。
解答
正解4(要介護状態の重度化の防止は三次予防である。)
解説

介護予防では、すでに要介護状態にある人の重度化防止は三次予防にあたる。

予防は、疾病・要介護状態の発生予防(一次予防)、早期発見・早期対応(二次予防)、重度化防止・機能維持と再発予防(三次予防)に分けられる。介護予防でも、すでに要介護状態にある人の重度化を防ぐ取り組みは三次予防に位置づけられる。介護予防は運動器機能だけでなく、栄養・口腔・認知・社会参加を含む多面的支援であり、一次〜三次予防は連続的・一体的に展開する。社会参加意欲の高い人も一次予防の対象になり得る。要支援・要介護となる可能性の高い人(ハイリスク者)を対象とするのは二次予防である。

✗ 1. 誤り
運動器の機能向上を主目的とする。
運動器に限らず栄養・口腔・認知・社会参加を含む多面的支援である
✗ 2. 誤り
社会参加意欲の高い人は対象としない。
意欲の高い人も一次予防の対象になり得る。除外しない
✗ 3. 誤り
一次予防から三次予防を別々に展開する。
各段階は連続的・一体的に展開するのが望ましい
✓ 4. 正しい
要介護状態の重度化の防止は三次予防である。
重度化防止・機能維持は三次予防にあたる。正しい
✗ 5. 誤り
一次予防事業の対象者は、要支援・要介護状態となる可能性の高い人である。
一次予防事業の対象者は、要支援・要介護となる可能性の高い人である:ハイリスク者を対象とするのは二次予防。一次予防は活動的な高齢者全般が対象
ポイント
  • 一次予防=発生予防、二次予防=早期発見・ハイリスク者対応、三次予防=重度化防止
  • 介護予防は運動器に限らず多面的支援
比較表
予防の3段階
段階目的・対象
一次予防発生予防(活動的な高齢者全般)
二次予防早期発見・早期対応(ハイリスク者)
三次予防重度化防止・機能維持(要介護者)
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