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理由で解く 作業療法士

手指屈曲拘縮を利用したフォーク把持と口への運搬を可能にする最上位Zancolliレベルは、弱い手関節背屈が可能なC6Aである。
画像は頸髄完全損傷者の食事動作を示す2枚の写真である。上段はフォークの柄を屈曲した手指(手指屈曲拘縮)と手掌の間に挟み、手関節を背屈〜中間位に保って把持する様子、下段は肘を屈曲し前腕を挙上してフォークを口元へ運ぶ様子を示す。この動作に必要な要素は、(1)手指屈曲拘縮を利用したフォークの保持(能動的な手指屈曲は不要)、(2)フォークの重さに抗して手関節を背屈位に保持し把持を安定させる手関節背屈、(3)口へ運ぶための肘屈曲、である。Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類で手関節背屈が可能となる最上位(最も重度側)レベルは、弱い手関節背屈(長橈側手根伸筋)を有するC6Aである。C5Aは手関節背屈ができず手関節を保持できないため本動作は成立しない。C6B2・C7A・C8Bはいずれも動作可能だがC6Aより機能が保たれた下位レベルであり「最上位」ではない。したがって、この動作が獲得できる最上位レベルはC6A。
| レベル | 主な残存機能 |
|---|---|
| C5 | 肘屈曲(上腕二頭筋) |
| C6A | 腕橈骨筋機能、手関節背屈は弱い |
| C6B | 手関節背屈(tenodesis把持) |
| C7 | 肘伸展・手指伸展 |
| C8 | 手指屈曲(実用握り) |
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