学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO53P004
理由で解く 作業療法士

側面VF像で気管(頸椎前方の透亮像)内に造影剤があれば誤嚥。歯列部に写る濃い黒色塊は歯科金属補綴物であり造影剤(口腔内残留)と誤認しないこと。「咳反射がない誤嚥」=不顕性誤嚥のキーワード。
嚥下反射終了後の側面VF静止画像で、頸椎の前方(腹側)にある気管の透亮像の中に造影剤が流入しているため「誤嚥」と判断できる。通常は嚥下時に喉頭挙上・声門閉鎖・食道入口部開大などの気道防御機構が働いて造影剤は食道へ送られるが、本症例ではこれらが破綻し造影剤が気管内に入っている。臨床文の「咳反射はない」は、誤嚥しても咳嗽反射が起こらない不顕性(silent)誤嚥を示し、自覚症状に乏しく発見が遅れやすい危険な病態である。声門閉鎖・頸椎前弯・口腔内残留・食道入口部開大のいずれの所見も認めないため、正答は誤嚥(選択肢1)となる。
| 所見 | 意味 |
|---|---|
| 喉頭侵入 | 声帯より上まで流入 |
| 誤嚥 | 声帯を越え気管内へ流入 |
| 不顕性誤嚥 | 誤嚥しても咳反射なし |
| 咽頭残留 | 嚥下後に咽頭へ食塊残存 |
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