学習トップ理由で解く 作業療法士第12章 ▸ 実地 / QO53P003

理由で解く 作業療法士

QO53P003 作業療法治療学

出典:第53回作業療法士国家試験(2018)午後 問3
問題
関節リウマチ患者に選択する用具として適切でないのはどれか。
選択肢
1 長柄ブラシ
2 台付き爪切り
3 プラットフォーム杖
4 グリップ包丁
5 マウススティック
解答
正解5(マウススティック)
解説

関節リウマチの自助具は関節保護(リーチ拡大・握力軽減・変形予防)が目的。マウススティックは頸髄損傷など上肢が使えない場合の用具。

関節リウマチ(RA)では手指・手関節の疼痛と変形を避ける関節保護が原則で、リーチを補い、握力や小さな関節への負担を減らす自助具を選ぶ。長柄ブラシはリーチを拡大して肩・肘の負担を減らし、台付き爪切りは片手で少ない力で操作でき、プラットフォーム杖は前腕全体で荷重して手関節への負担を避け、グリップ包丁は手関節を尺屈させず前腕回内位で握れるため手指変形を防ぐ。いずれもRAの関節保護にかなう。一方マウススティックは頸髄損傷などで上肢がほとんど使えない患者が口にくわえて操作する用具であり、上肢が使えるRA患者には不要であるうえ、頸部・顎関節や歯への負担を招くため適切でない。

✗ 1. 正しい
長柄ブラシ
リーチを補い肩・肘の負担を軽減、RAに適する(適切)
✗ 2. 正しい
台付き爪切り
片手で軽い力で操作でき手指を保護、RAに適する(適切)
✗ 3. 正しい
プラットフォーム杖
前腕支持面で荷重し手関節を保護、RAに適する(適切)
✗ 4. 正しい
グリップ包丁
手関節の尺屈・掌屈を避け前腕回内位で握れ変形を予防、RAに適する(適切)
✓ 5. 誤り
マウススティック
上肢が使えない頸髄損傷等の用具で、上肢が使えるRAには不要かつ頸部・顎に負担(適切でない)
ポイント
  • RAの自助具は関節保護(リーチ拡大・握力軽減・変形予防)が目的
  • プラットフォーム杖は手関節への荷重を避ける
  • マウススティックは頸髄損傷など上肢非実用手用
比較表
RAの自助具と保護の狙い
用具保護の狙い
長柄ブラシリーチ拡大で肩・肘負担軽減
台付き爪切り片手・低負荷操作
プラットフォーム杖前腕荷重で手関節保護
グリップ包丁尺屈防止・手指変形予防
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