学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO53A019
理由で解く 作業療法士
境界性パーソナリティ障害では、治療目標や治療契約(枠組み)を繰り返し確認して一貫した枠を保つことが、衝動性・操作性・見捨てられ不安に対処する治療の基本である。
境界性パーソナリティ障害は、感情の不安定さ、見捨てられ不安、空虚感、衝動的行動、自傷・自殺企図を特徴とする。治療では、患者の要求に都度応じたり枠組みを揺るがせたりすると、操作的な関係や治療者の分裂(スプリッティング)を助長し治療が破綻しやすい。そのため、あらかじめ定めた治療目標や治療上の契約(面接の頻度・約束事・自傷時の対応など)を繰り返し確認し、一貫して安定した枠組みを保つことが最も適切である。患者の申し出のたびに面接する・希望に合わせてプログラムを変更するのは枠組みを崩し不適切。初回面接でいきなり自殺企図を掘り下げるのは信頼関係が未形成な段階では負担が大きく不適。攻撃性が出るたびに治療者を替えるのは一貫性を欠き、患者の対人パターンを助長するため不適切である。
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。