学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO53A013
理由で解く 作業療法士
歩行は全介助(FIM1)だが移乗・トイレ動作は修正自立(FIM6)である現時点では、居室で安全に排泄できるポータブルトイレの使用が適切である。
FIMは1(全介助)〜7(完全自立)の7段階で、6は修正自立(時間延長・補助具使用など)を示す。本患者は歩行はFIM1で困難だが、移乗とトイレ動作はFIM6と自立している。したがって長距離歩行を避けつつ排泄動作の自立を保つには、居室に置くポータブルトイレが最も適する。常食再開は誤嚥性肺炎後で胃瘻造設済み・重度構音障害があり誤嚥リスクが高く不適。エアマットは寝たきりで褥瘡リスクが高い場合の用具で、移乗自立の現時点では不要。透明文字盤は発話が全く不能になった段階の代替コミュニケーション手段で、母音発音が可能な現時点では時期尚早。チンコントロール電動車椅子は上肢操作が困難になった段階の適応で、上肢MMT4の現時点では通常のジョイスティック操作が可能であり不要である。
| 残存機能の状態 | 適切な支援 |
|---|---|
| 移乗・トイレ動作自立 | ポータブルトイレ |
| 上肢操作可(MMT4) | 手動・標準ジョイスティック電動車椅子 |
| 上肢操作不能 | チンコントロール等の代替入力 |
| 発話不能 | 透明文字盤・意思伝達装置 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。