学習トップ理由で解く 作業療法士第11章 ▸ 実地 / QO53A007

理由で解く 作業療法士

QO53A007 作業療法評価学

出典:第53回作業療法士国家試験(2018)午前 問7
問題
検査の写真①~⑤を図に示す。ASIAにおけるT1のkey muscleの検査はどれか。
図
選択肢
1
2
3
4
5
解答
正解1(1)
解説

ASIA上肢key muscleは C5肘屈曲・C6手関節伸展・C7肘伸展・C8中指DIP屈曲・T1小指外転 の順で覚える。T1=小指外転筋(尺骨神経支配)。

ASIA(ISNCSCI)の上肢key muscleは、C5=肘屈筋(上腕二頭筋)、C6=手関節伸筋(長・短橈側手根伸筋)、C7=肘伸筋(上腕三頭筋)、C8=中指の深指屈筋、T1=小指外転筋(小指外転)と対応する。設問はT1のkey muscleを問うので、小指外転筋(尺骨神経支配)の検査を示す①が正答。②は母指外転筋(橈骨・正中神経/C6〜8)、③は示指伸筋(橈骨神経/C6〜8)、④は中指の深指屈筋(C8)、⑤は手関節背屈=橈側手根伸筋(C6)で、いずれも他髄節・他神経の検査であり不適。

✓ 1. 正しい
① 小指外転筋(小指外転)の検査:手掌側で広げた小指の外転に検者が抵抗している。尺骨神経支配でASIAのT1のkey muscleに一致する
✗ 2. 誤り
② 母指外転筋(母指外転)の検査:前腕〜手掌側で母指の外転に抵抗。長母指外転筋は橈骨神経C6〜8、短母指外転筋は正中神経C7〜8で、T1のkey muscleではない
✗ 3. 誤り
③ 示指伸筋(手指伸展)の検査:手背側で伸展した指を検者が上方から押している。示指伸筋・総指伸筋は橈骨神経C6〜8支配でT1ではない
✗ 4. 誤り
④ 深指屈筋(中指DIP屈曲)の検査:被検者と検者の指を鉤状に引っ掛け合う把持様。中指の深指屈筋はC8のkey muscleでT1ではない
✗ 5. 誤り
前腕を固定し手部を保持。長・短橈側手根伸筋でC6のkey muscleでありT1ではない
ポイント
  • T1のkey muscle=小指外転筋(小指の外転)
  • ASIAは各髄節に代表筋を設定して損傷高位を判定
  • 上肢:C5肘屈曲/C6手背屈/C7肘伸展/C8手指屈曲/T1小指外転
比較表
ASIA上肢key muscle
髄節key muscle(運動)
C5肘関節屈曲(上腕二頭筋)
C6手関節背屈
C7肘関節伸展
C8手指屈曲(中指DIP)
T1小指外転(小指外転筋)
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