学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QO53A004
理由で解く 作業療法士
前頭葉損傷による遂行機能障害(段取り困難)→BADS、事故後の出来事を忘れる前向性の記憶障害→RBMTが適切。
本例は右前頭葉脳挫傷後で、感情表出の乏しさや自発性低下、そして『開始時間までに支度を整えられず遅刻する』という段取り・計画立案の障害=遂行機能障害が疑われる。これを評価するのがBADS(遂行機能障害症候群の行動評価)である。また『既知の物品操作は覚えているが事故後の出来事を忘れやすい』のは日常生活に即した前向性健忘(近時記憶障害)を示し、RBMT(リバーミード行動記憶検査)が生活場面に近い形で記憶を評価できる。運動麻痺・感覚障害がなく礼節やコミュニケーションが保たれるため、失語・失行・視知覚の検査は本例の主症状評価には不適切である。
| 検査 | 評価対象 |
|---|---|
| BADS | 遂行機能 |
| RBMT | 日常記憶(近時記憶) |
| SLTA | 失語症 |
| SPTA | 失行(高次動作) |
| VPTA | 高次視知覚 |
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