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理由で解く 作業療法士

QO52P042 作業療法治療学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午後 問42
問題
認知症のBPSD〈behavioral and psychological symptoms of dementia〉はどれか。
選択肢
1 失語
2 失認
3 徘徊
4 記憶障害
5 判断力低下
解答
正解3(徘徊)
解説

認知症の症状は中核症状(記憶障害・失語・失認・判断力低下など)とBPSD(行動・心理症状=徘徊・興奮・抑うつ・妄想など)に分けられ、徘徊はBPSDに該当する。

認知症の症状は、脳の器質的障害から直接生じる中核症状(記憶障害、見当識障害、失語・失行・失認、実行機能・判断力低下)と、中核症状を背景に環境・心理要因が加わって二次的に生じるBPSD(behavioral and psychological symptoms of dementia:行動・心理症状)に大別される。BPSDには徘徊、興奮・攻撃、暴言、抑うつ、不安、妄想、幻覚、睡眠障害などが含まれる。選択肢のうち徘徊のみが行動症状であり、他は中核症状である。BPSDは環境調整や作業療法的関わりで改善しうる点が臨床的に重要。

✗ 1. 誤り
失語
言語機能の障害で中核症状
✗ 2. 誤り
失認
認知機能の障害で中核症状
✓ 3. 正しい
徘徊
行動症状でありBPSDに該当
✗ 4. 誤り
記憶障害
認知症の代表的な中核症状
✗ 5. 誤り
判断力低下
実行機能に関わる中核症状
ポイント
  • 中核症状=記憶障害・失語・失認・判断力低下など
  • BPSD=徘徊・興奮・妄想・抑うつなど行動心理症状
  • BPSDは環境調整・関わりで改善しうる
比較表
認知症の中核症状とBPSD
区分
中核症状記憶障害・失語・失認・失行・判断力低下・見当識障害
BPSD(行動・心理症状)徘徊・興奮・攻撃・妄想・幻覚・抑うつ・不安・睡眠障害
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