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理由で解く 作業療法士

QO52P031 作業療法治療学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午後 問31
問題
次の症候のうちGuillain-Barré症候群で最も頻度が高いのはどれか。
選択肢
1 聴神経麻痺
2 視力障害
3 眼瞼下垂
4 顔面神経麻痺
5 Babinski徴候陽性
解答
正解4(顔面神経麻痺)
解説

Guillain-Barré症候群は末梢神経の脱髄が主体で、脳神経症状としては両側性の顔面神経麻痺が最も高頻度にみられる。

Guillain-Barré症候群(GBS)は先行感染後に自己免疫機序で末梢神経が脱髄・障害される急性多発根神経炎で、四肢遠位から始まる左右対称性の弛緩性運動麻痺と腱反射消失が特徴である。脳神経障害を約半数で合併し、その中で最も多いのが顔面神経麻痺(しばしば両側性)である。末梢性(下位運動ニューロン)障害が本態のため、錐体路徴候であるBabinski徴候は陰性で、腱反射も低下・消失する点が中枢性疾患との鑑別になる。

✗ 1. 誤り
聴神経麻痺
GBSでは稀。難聴・めまいは中心症状ではない
✗ 2. 誤り
視力障害
視神経は末梢神経障害の主座ではなく、頻度は低い
✗ 3. 誤り
眼瞼下垂
外眼筋麻痺を伴うFisher症候群など亜型でみられるが、最多ではない
✓ 4. 正しい
顔面神経麻痺
脳神経障害として最も高頻度で、しばしば両側性
✗ 5. 誤り
Babinski徴候陽性
末梢神経障害が本態のため錐体路徴候は陰性
ポイント
  • GBS=末梢神経脱髄・左右対称性弛緩性麻痺・腱反射消失
  • 脳神経症状の最多は顔面神経麻痺(両側性)
  • Babinski陰性・深部腱反射低下が中枢性との鑑別点
比較表
GBSの神経学的特徴
項目所見
運動麻痺遠位から上行する左右対称性弛緩性麻痺
腱反射低下~消失
Babinski徴候陰性
最多の脳神経障害顔面神経麻痺(両側性)
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