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理由で解く 作業療法士

QO52P025 基礎作業療法学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午後 問25
問題
我が国の脊髄損傷の疫学について正しいのはどれか。
選択肢
1 男性よりも女性が多い。
2 不全損傷よりも完全損傷が多い。
3 頸髄損傷よりも胸腰髄損傷が多い。
4 原因はスポーツ事故よりも転倒が多い。
5 受傷年齢は20代をピークとした一峰性を示す。
解答
正解4(原因はスポーツ事故よりも転倒が多い。)
解説

近年の我が国の脊髄損傷は高齢化を背景に転倒(転落)が最多の受傷原因で、頸髄・不全損傷が多く、受傷年齢は高齢層を含む二峰性を示す。

我が国の脊髄損傷の疫学は高齢化に伴い変化している。男性が女性より多く(約3〜4:1)、受傷原因は交通事故に代わって転倒・転落が最多となっている(特に高齢者の低エネルギー外傷)。損傷高位は頸髄損傷が多く、非骨傷性頸髄損傷を含め不全損傷が完全損傷より多い。受傷年齢分布は若年(スポーツ・交通事故)と高齢(転倒)の二峰性を示す。以上より、転倒が原因として多いとする選択肢4が正しい。

✗ 1. 誤り
男性よりも女性が多い。
脊髄損傷は男性が女性より多い
✗ 2. 誤り
不全損傷よりも完全損傷が多い。
非骨傷性頸髄損傷など不全損傷が多い
✗ 3. 誤り
頸髄損傷よりも胸腰髄損傷が多い。
頸髄損傷が最も多い
✓ 4. 正しい
原因はスポーツ事故よりも転倒が多い。
高齢化により転倒・転落が最多の受傷原因である
✗ 5. 誤り
受傷年齢は20代をピークとした一峰性を示す。
若年と高齢の二峰性を示す
ポイント
  • 受傷原因は転倒・転落が最多(高齢化)
  • 頸髄損傷が多い・不全損傷が多い
  • 男性に多い(約3〜4:1)
  • 受傷年齢は二峰性(若年と高齢)
比較表
我が国の脊髄損傷の疫学的特徴
項目傾向
性別男性>女性
原因転倒・転落が最多
損傷高位頸髄が最多
損傷程度不全損傷が多い
年齢分布二峰性(若年・高齢)
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