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理由で解く 作業療法士

QO52P023 作業療法評価学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午後 問23
問題
患者に対するOSAについて正しいのはどれか。
選択肢
1 役割の有無を示す。
2 身体機能の状態を示す。
3 行動状況をVASで示す。
4 生活史をスロープで示す。
5 希望する改善点を優先順位で示す。
解答
正解5(希望する改善点を優先順位で示す。)
解説

OSA(作業に関する自己評価)は人間作業モデルに基づくクライエント中心の自己評価で、当事者が自己の作業遂行・環境を評価し、変えたい項目に優先順位をつける。

OSA(Occupational Self Assessment:作業に関する自己評価)は人間作業モデル(MOHO)に基づく自己記入式の評価法。クライエント自身が自分の作業遂行能力・作業への価値・環境について「自分についての項目」「環境についての項目」を評価し、さらに「変えたい・改善したい項目」を選んで優先順位をつける。この優先順位づけが目標設定と介入計画に直結する点が特徴で、クライエント中心・当事者の視点を重視する。したがって選択肢5が正しい。役割の有無を評価するのは役割チェックリスト、VASや発達的スロープ表示はOSAの手法ではない。

✗ 1. 誤り
役割の有無を示す。
役割の有無・価値を評価するのは役割チェックリスト。OSAの主眼ではない
✗ 2. 誤り
身体機能の状態を示す。
OSAは身体機能の客観的測定ではなく、作業遂行・環境に関する自己評価である
✗ 3. 誤り
行動状況をVASで示す。
VAS(視覚的アナログ尺度)を用いる評価法ではない
✗ 4. 誤り
生活史をスロープで示す。
生活史を図示するのは作業遂行歴面接(OPHI)等のライフヒストリー・スロープであり、OSAではない
✓ 5. 正しい
希望する改善点を優先順位で示す。
OSAは自己評価後に変えたい項目を選び優先順位をつけ、目標設定に用いる
ポイント
  • OSA=作業に関する自己評価(MOHO基盤の自己記入式)
  • 自己と環境を評価し、変えたい項目に優先順位づけ
  • クライエント中心・目標設定に直結
  • 役割はチェックリスト、生活史スロープはOPHIと区別
比較表
人間作業モデル(MOHO)関連の評価法
評価法特徴
OSA作業遂行・環境の自己評価と改善優先順位づけ
役割チェックリスト役割の有無と価値の評価
OPHI-II作業遂行歴の面接・ライフヒストリー(スロープ)
AMPS運動・処理技能の観察評価
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