学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QO52P015
理由で解く 作業療法士
『会話の途中で内容が分からなくなる』は注意・作業記憶・処理速度など統合失調症の認知機能障害を示唆し、統合失調症用の認知機能検査BACS-Jが最適。
本例の『会話をしていると途中から何を話しているか分からなくなる』という訴えは、注意の持続・作業記憶・言語記憶・処理速度といった統合失調症に特徴的な認知機能障害(cognitive impairment)を反映する。BACS-J(Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia 日本語版)は統合失調症の認知機能を言語記憶・作業記憶・運動機能・注意/処理速度・言語流暢性・遂行機能の各領域で簡便に評価する目的で開発された検査であり、本症状の評価に最も適切である。GAFは機能の全般的評価、BADS・WCSTは主に前頭葉性の遂行機能検査、Rehab(精神科リハビリテーション行動評価尺度)は生活・行動面の評価で、本例の認知機能そのものの評価としては最適でない。
| 尺度 | 評価対象 |
|---|---|
| GAF | 機能の全般的評価 |
| BADS | 遂行機能(行動評価) |
| WCST | 前頭葉性遂行機能 |
| Rehab | 精神科リハの生活・行動 |
| BACS-J | 統合失調症の認知機能 |
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