学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QO53A001
理由で解く 作業療法士

DWIで右半球の急性期梗塞(高信号)を認める→右半球損傷で左半側空間無視が生じやすい。
頭部MRI拡散強調像(DWI)で、患者の右半球(画像では「右」ラベルのある左側、側脳室外側の深部白質~基底核領域)に高信号を認める。DWI高信号は拡散制限=発症早期の急性期脳梗塞に合致し、右半球の脳梗塞と読み取れる。右半球損傷では左半側空間無視が高頻度に出現する。本例は右利きで左半球が言語優位と考えられるため、運動性失語(左前頭葉Broca野)や左右失認(優位半球=左角回)は右半球病変では説明できない。拮抗失行は脳梁の離断病変、社会的行動障害は主に前頭葉損傷で生じるもので、いずれも本像の右半球深部の病変とは合致しない。したがって今後生じる可能性が高い症状は左半側空間無視である。
| 損傷半球 | 代表的症状 |
|---|---|
| 右半球(劣位) | 左半側空間無視、地誌的障害、病態失認 |
| 左半球(優位) | 失語、失行、左右失認、失読失書 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。