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理由で解く 作業療法士

洞調律で1:1伝導のままPR(PQ)間隔が0.20秒を超えて延長していれば第Ⅰ度房室ブロックであり、本図は各QRS前のP波と延長したPR間隔を示す。
心電図(胸部誘導V1〜V6)を分析した。R-R間隔は実測で約122px(記録条件25mm/s・グリッド約6px/mmから約0.82秒に相当)とほぼ一定で、心拍数は約74/分の規則正しい調律である。各QRS群の前には明瞭なP波が1個ずつ先行し(1:1の房室伝導)、V2・V6で1心拍を拡大すると「QRS→T波→P波→長い平坦な区間→次のQRS」という順序が反復して確認できる。ここでP波から次のQRSまでのPR(PQ)間隔が明らかに延長しており(およそ0.3秒前後で、正常上限0.20秒を大きく超える)、これが房室伝導の遅延=Ⅰ度房室ブロックの所見である。一方、R-R間隔が整で明瞭なP波があることから心房細動は否定され、鋸歯状の粗動波(F波)がないことから心房粗動も否定される。QRS幅は狭くデルタ波がなくPRが短縮していないためWPW症候群も否定され、心拍数が正常で洞停止・長い休止がないため洞不全症候群も否定される。したがって正しいのはⅠ度房室ブロック(選択肢5)である。
| 分類 | 心電図所見 |
|---|---|
| I度 | PR間隔延長・QRS脱落なし |
| II度Wenckebach | PR漸次延長しやがてQRS脱落 |
| II度MobitzII | PR一定のまま突然QRS脱落 |
| III度(完全) | P波とQRSが無関係(房室解離) |
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