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理由で解く 作業療法士

QO52A085 臨床医学大要

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午前 問85
問題
上腕骨外側上顆炎について正しいのはどれか。
選択肢
1 男性に多い。
2 高齢者に多い。
3 自発痛はない。
4 手関節伸筋腱の付着部の炎症である。
5 物を持ち上げる際は前腕回内位で行うようにする。
解答
正解4(手関節伸筋腱の付着部の炎症である。)
解説

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)は、短橈側手根伸筋を中心とする手関節伸筋群の起始部(外側上顆)の付着部症である。

上腕骨外側上顆炎は、手関節伸筋群(特に短橈側手根伸筋)が付着する外側上顆で生じる付着部炎・微小断裂で、いわゆるテニス肘である(選択肢4が正)。手関節背屈や物を握って持ち上げる動作で外側上顆に伸筋を介した張力がかかり疼痛を誘発する。したがって物を持ち上げる際は前腕回内位(手掌を下)ではなく回外位(手掌を上)で行い、伸筋群への負荷を減らすよう指導する。中年に好発し性差は明らかでなく、動作時痛のほか自発痛を伴うこともある。

✗ 1. 誤り
男性に多い。
明らかな性差はなく、男性優位とはいえない
✗ 2. 誤り
高齢者に多い。
中年(40〜50歳代)に好発する
✗ 3. 誤り
自発痛はない。
動作時痛が主だが自発痛を伴うこともある
✓ 4. 正しい
手関節伸筋腱の付着部の炎症である。
短橈側手根伸筋など伸筋群の外側上顆付着部症で正しい
✗ 5. 誤り
物を持ち上げる際は前腕回内位で行うようにする。
回内位は伸筋群への負荷を増すため不適切で、回外位が望ましい
ポイント
  • テニス肘=手関節伸筋群の外側上顆付着部症
  • 短橈側手根伸筋が主因
  • 中年に好発
  • 持ち上げは前腕回外位で負荷軽減
比較表
上腕骨外側上顆炎と内側上顆炎
項目外側上顆炎内側上顆炎
別名テニス肘ゴルフ肘
罹患筋手関節伸筋群手関節屈筋・回内筋群
誘発動作手関節背屈・把持手関節掌屈・回内
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